​うめの森ヴァルドルフ

子ども園

理念

うめの森ヴァルドルフ子ども園は、ルドルフシュタイナー

(思想家1861-1925)の人間観に基づいた、幼児のための教育を

していきます。シュタイナー教育は、子どもたちが将来、心の奥に

ある真の自分に気付き、その内なる欲求から自覚的に行動し、

いきいきと生きていける自由を獲得することをめざしています。
また、精神の自由、権利における平等、経済生活における友愛の

実践を努力していこうとするところです。そこは常に子どもの

生活を中心に考え、子どもの健全な発達を理解し望む共同体です。

​7歳までの子どもに大切なことは、

健康な体を作ることと、意志を育てることです​

園での生活に繰り返しのリズムを作ることで子どもの心に安定感を

もたらし、遊びの中で充分に模倣衝動を体験できるよう配慮します。
子ども達は物事を教え込まれていくのではなく、生活の中の体験を

通してたくさんのことを獲得していきます。子ども園は3歳から

6歳までの子どもたちが一つのお部屋で過ごす、いわゆる縦割り

保育で、大きな家庭のようなあり方をしています。

その中で大きな子どもは小さな子どもに対して面倒を見てあげたり、

小さな子どもは大きな子どもに憧れを持ったりします。

たとえある子どもが一人っ子であったとしても、このような

大家族の中で本当の兄弟姉妹のような関係ができてきます。

父母の役割

この園はシュタイナーの教育理念に共感した親と教師、協力者に

よって設立され、運営されてきました。園長はおらず、親が教師や

協力者と共に自主的に運営し、環境を整え、子どもの安全に関する

責任も担います。園のさまざまな取り決めも、全て話し合いを

もって決定します。また、講演会や勉強会に参加し、シュタイナーの

人間観と教育理念を、私たち親も学びつつ、お互いの交流を

深めながら、共に園を支えていきたいと考えています。

近年では、共働き家庭が増加傾向にあることなど、

社会情勢の変化に伴い、これまでに培われてきたこの園の特性を

活かしつつ、運営形態の再構築をする取り組みをはじめています。

こびとの会(父親会)
模倣と手本

子どもは周囲で起きていること全てを良きものとして、

全く疑うことなくうちに取り込みます。そして模倣をしながら

成長していく存在です。この幼児の特性を常に考慮し、

大人は良い手本になるように振舞います。言葉によって理解させる

のではなく、大人の行為によって方向付けをし、子どもの意志を

育てるようにしていきます。

『こびとの会』の活動風景です。

年に数回、日曜日にお父さんたちが園舎や園庭の整備・修理などをしたり、木のおもちゃ修理・製作も行います。

例えば…園庭の子どもの城。木材を組む作業は、こびとさん達が

頑張ってくれました。お披露目の時の子ども達といったら。

驚きの声をあげて喜びました。自分たちが知らないうちに

「こびとさんが!すごいね」。

お父さんの活動は、園の大きな支えとなっています。

​保育内容

<室内自由遊び>
登園すると、子どもたちは部屋の中で積み木、遊び布・人形などで思い思いの遊びを展開していきます。それらはほとんどが天然の素材から作られた

ものです。子どもたちは父母や教師による手作りのおもちゃに囲まれています。カセットやCDのようなものはありません。子どもにふさわしい音が

出る楽器がおかれています。自由遊びでは、子どもの身の回りでおきたことそのものを遊びに取り入れる姿を見かけます。それぞれの子どもの意志と

想像力(創造力)が湧き出てくる時間でもあります。月曜日には水彩のぬらし絵を、自由遊びと並行して行います。

<ライゲン>
自由遊びの片付けを終えて、ライゲン、または歌遊びをします。季節や年中行事にふさわしい題材の歌や詩に合わせて、子どもは教師の動きを模倣して

身体を動かします。2~3週間、同じものを続けます。木曜日はオイリュトミーの日です。松本多恵子さんが、子ども園に来て行います。

オイリュトミーがある日はライゲンや歌遊びはお休みです。

<外遊び>
庭仕事、ボール投げや縄跳び、牧野が池緑地内へ散歩に出かけます。

<昼食>
ご家庭の手作りのお弁当を頂きます。週2日は教師と子どもたちで五分づき米ご飯とお汁、パンとスープを作ります。

<お話>
昼食の片付けが一段落すると、お話を聴いたり、テーブルの上で演じられる人形劇を見たりする時間です。

季節や年中行事にあった内容のものを2~3週間続けます。

<帰りのお集まり>
一日の締めくくりは、ろうそくを灯してシュタイナーの幼児のためのお祈りをします。祈りがあるからといって、何か特別の宗教を持つということでは

ありません。祈りは子どもの中に、無意識のうちに目に見えないものに対する畏敬、感謝の念を育つことにつながっていく大事な時間です。

こうして、一日のリズム、一週間のリズムが繰り返されていくことで、子どもの心は安定し、身をゆだねて世界に信頼を向けていくことでしょう。

<誕生会と行事>

子どもにとって大切な記念日は誕生日です。生れたその日が休園日でない限り、子ども園でもお祝いをします。又日本の年中行事の体験もあります。